東京秋開催を締めくくるジャパンカップは、毎年トニービンの血を持つ競争馬がよく走るレース。特にハーツクライ産駒、ジャングルポケット産駒が顕著だ。
- シュヴァルグラン(17年1着、16年3着)
- ジャングルクルーズ(15年4着)
- ジャスタウェイ(14年2着)
- トーセンジョーダン(13年3着、11年2着)
- ジャガーメイル(11年3着、10年4着)
- オウケンブルースリ(09年2着)
15年4着のジャングルクルーズは17番人気で4着に激走した。内枠に恵まれた感もあるが、来年のジャパンカップの傾向をみる限り、ジャングルポケットの血がプラスに働いた結果だとみる。
今年のジャパンカップ出走馬で、ハーツクライ、ジャングルポケットの血を持つ競争馬は、
- 5.ミッキースワロー(母父ジャングルポケット)
- 9.シュヴァルグラン(父ハーツクライ)
- 11.スワーヴリチャード(父ハーツクライ)
- 13.ノーブルマーズ(父ジャングルポケット)
- 14.ウインテンダネス(父父ジャングルポケット)
の5頭。
この中で1番馬券妙味がありそうな◎5.ミッキースワローを本命にする。前走札幌記念は4角回った直後に進路が狭くなり、横山典が早々に諦めて惨敗したもので、これはノーカウント。前々走の大阪杯も、関西圏での輸送競馬で大外を回しての5着なら、GI常連馬とそれほど差がないはず。昨年のセントライト記念でアルアインを置き去りにした末脚は強力で、小回りコースよりも、むしろ東京の長い直線で能力全開とよむ。
対抗○1.アーモンドアイ。非の打ち所がないが、強いて言うならば、この馬の脚質的に1枠1番は最悪なゲートであること。牝馬3冠レースはすべて2桁馬番からの発走で、内枠でもまれた経験がない。大外枠に距離的不利があるように、最内枠の馬が外に出すのにも距離的ロスが発生するし、そもそもうまく外に持ち出さないリスクすらある。それでも3着以内は堅い気がするが…。
その他は買いたい馬がいない。サトノダイヤモンド、シュヴァルグランは、前走京都大賞典でレッドジェノヴァ、アルバートといい勝負になるくらい走れていない。
キセキは先行作戦がハマっているように見えるが、前走天皇賞秋ではラスト200mで失速しており、距離延長がハマるとは思えない。
スワーヴリチャードは天皇賞秋の敗因不明。東京がダメな馬でも、休み明けがダメな馬でもない。もし安田記念向けの調整の影響が出たいのであれば、今回も好走できるか怪しい。
前走アルゼンチン共和国杯組は能力的に届かないだろう。せめて内枠ならワンチャンあったかもしれないが…。
外国馬は今年も軽視。
買いたい馬が本当にいないのだが、まだマシというレベルでは、▲キセキ、★スワーヴリチャードか。
馬券は1-5のワイド、3連複1-5-3,8,11の3点だけ購入する。