ダークホース研究所

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【有馬記念 2018】振り返りと反省

有馬記念の振り返りを軽めに。

展開をカギを握っていたキセキがゲートで出遅れたことで、先行争いがしれつになり、最初の3.5ハロン42.1秒という稍重にしてはかなり早いペースで入った。
【有馬記念 最初の3.5ハロン】
有馬18:6.8 - 11.6 - 11.8 - 11.9(42.1秒)
有馬17:6.8 - 11.6 - 11.9 - 12.2(42.5秒)
有馬16:6.8 - 11.3 - 12.0 - 11.9(42.0秒)
有馬15:7.0 - 11.7 - 12.2 - 12.5(43.4秒)
有馬14:7.0 - 11.8 - 12.3 - 12.6(44.4秒)

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出負けするキセキ(右から3頭目)

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最初の4コーナー。ロス覚悟で外を回るキセキ。

このペースで突っ込んでも縦長馬群にならず、全馬緩みのないペースでレースを進めたことで、レース後半は消耗戦の展開に。

【有馬記念 ラスト5ハロン】
有馬18:11.6 - 11.8 - 11.8 - 12.2 - 12.9(60.3秒)
有馬17:12.2 - 12.1 - 11.7 - 11.2 - 12.3(59.5秒)
有馬16:11.8 - 11.7 - 12.1 - 11.7 - 12.1(59.4秒)
有馬15:12.0 - 11.9 - 11.5 - 11.3 - 12.2(59.8秒)
有馬14:12.3 - 12.4 - 11.5 - 11.2 - 11.9(59.3秒)

残り1000m地点からキセキがペースアップするも、後続もそれについていき、最後はバテバテのスタミナ勝負となった。レース上がりは36.9秒もかかっている。

なので、中段から後方に待機していたスタミナのある馬が1~3着となった。血統でいえば、

1着:欧州血統のハービンジャー産駒・ブラストワンピース
2着:母父ロベルト系シンボリクリスエス・レイデオロ
3着:父母父トニービン・シュヴァルグラン
4着:母父ヌレイエフ母母父ニジンスキー・ミッキーロケット
5着:父母父トニービン・キセキ

で、スタミナに裏付けのある血統が上位を独占した。特に直線の急坂を登ったあとは、1~3着馬の脚色が他馬のそれと明らかに違った。

 

勝ったブラストワンピースに対しては、スタミナではなく瞬発力で勝負する馬だという認識を持っていたが、どうやら間違っていたようだ。レース上がり36.9秒、自身の上がりが35.7秒で差し切ったのだから、この馬は瞬発力ではなく消耗戦に強いスタミナ馬だった、ということなのだろう。なるほど、それなら瞬発力勝負になったダービー・菊花賞で負けたのも理解できる。

2着レイデオロは東京競馬場の高速馬場に対する適性がありつつ、今回のような上がりのかかるレースでも強いパフォーマンスを発揮できるのだから、あらためてこの馬は強いという認識を持った。ブラストワンピースと枠が逆なら、もしかすると道中の並びも逆で、結果も逆になっていたかもしれない。

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2回目の3~4コーナの様子(残り約600m地点)

シュヴァルグランはすでピークアウトしたと判断していたが、今回のようにスタミナが問われる展開になれば、まだまだ走れるところを見せた。最後の直線では前が綺麗に開くという幸運にも恵まれた。

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あとは止まることのないレイデオロの後ろをついていくだけ

しかし、さすがボウマン。ボウマン騎乗時のシュヴァルグランは[1-1-2-0]ですべて馬券圏内、しかもすべてGIである。すごい。

逃げ・先行して粘った4着ミッキーロケット、5着キセキも強い。キセキは左回り巧者疑惑もあったりしたが、中山でもこれだけ走れるのだから、もはや左/右回りは関係ないとみてよさそう。

本命だったモズカッチャンは直線伸びず。外を回した差し馬が1~3着独占した今回は展開不向き。それに加え、おそらく消耗戦の2500mは距離が長かったのだろう。残念。

オジュウチョウサンはナイストライ。

 

この有馬記念がラストランだったサトノダイヤモンド・サウンズオブアースは無事に完走。お疲れ様でした。

サウンズオブアースはとうとう「主な勝ち鞍:はなみずき賞」のままターフを去った。どこかでGI勝ってればなぁ。
※3歳にはエタリオウ(主な勝ち鞍:未勝利戦)という予備軍もいるが果たして…。