明日中山競馬場で行われるフェアリーステークス(芝1600m)の予想です。
フェアリーステークス、などという一見オシャレな名前をしているこのレース、ふたを開けてみれば「芝よりダートの方が向いてるんじゃないの?」と思わせるような血統構成の馬がよく穴をあけるんです。
スタート地点から4コーナーまで続くダラダラ下り坂によってスピードに乗せられたところで待ち受ける直線の急坂は、3歳牝馬の妖精タイプでは当然乗り切れるわけがなく、逆に吉田沙保里のようなゴリゴリのパワータイプが好走しやすい、ということなんだと思います。特に注目血統はキングマンボ系でしょうか。
【血統がダートっぽい好走馬】
- 17年10番人気1着ライジングリーズン(父ブラックタイド、母父キングマンボ系)
- 17年1番人気2着アエロリット(父クロフネ)
- 17年7番人気3着モリトシラユリ(父クロフネ)
- 16年3番人気1着ビービーバーレル(父パイロ)
- 16年10番人気2着ダイワドレッサー(父ネオユニヴァース)
- 16年7番人気3着ダイワダッチェス(父ワークフォース=キングマンボ系)
- 15年11番人気1着ノットフォーマル(父ヴァーミリアン=キングマンボ系)
- 15年3番人気3着テンダリーヴォイス(母父キングマンボ系)
- 14年1番人気1着オメガハートロック(父ネオユニヴァース、母父キングマンボ系)
2019年のフェアリーステークス出走馬のうち、ダート適性が高そうな馬orキングマンボ系の血を持つ該当馬は、
【ダート適性高そう】
- 9.プリミエラムール(父ダンカーク)
- 14.レディードリー(父キンシャサノキセキ、母父ボールドルーラー系)
- 15.メイプルガーデン(前走ダート未勝利勝ち)
【キングマンボ系】
- 3.エフティイーリス(父ルーラーシップ)
- 5.サンタンデール(父ローズキングダム)
- 6.レーヴドカナロア(父ロードカナロア)
- 8.ホウオウカトリーヌ(母父キングマンボ系)
- 15.メイプルガーデン(父ベルシャジャール)
- 16.アマーティ(父ルーラーシップ)
とまぁまぁの頭数が該当してしまうのですが、該当馬のうち唯一の芝レース距離短縮馬である3.エフティイーリスを本命にします・・・といったものの、あまり自信はありません。紛れの多いフェアリーステークスなので、このへんの選択はもはやヒキの問題な気がします。
馬券は3連複フォーメーション3=13,15,16=総流しでいきます。2列目が外枠に偏っているのが気になるところですが、7枠8枠もそこそこ馬券になるレースなので目をつぶります。
1番人気になるであろうデムーロ騎乗の11.アクアミラビリスは新馬戦を見る限り末脚に特化しており、馬体重も軽くダートっぽさがないので、圏外にぶっ飛ぶ確率は結構高いと思います。